8,000円(税別)以上ご購入で送料無料
プライウッドの器は突板と呼ばれる薄い木のシートを重ね合わせて圧着・成形して作られます。工業的な要素の多い製法と思われがちですが、多くの手作業による工程を積み重ね、大切に、丁寧に生み出されています。突板の厚みや材質の試行錯誤、接着剤の性能向上などにより製品の品質と安全性は大きく向上してきましたが、基本的な製法は創業当時のまま。製品が醸す素朴な温かみは手作業の証でもあります。
木の器は水に弱いと思っていませんか?ゴールドクラフトの器は工業試験場における業務用食器洗浄機3,000回の洗浄試験においても製品に変化はなく、耐水性には全く心配がないことが確認されています。また、適度な粘りがあるプライウッド(成形合板)だから、うっかり落としても割れません。木の軽さと雰囲気を保ちながら、丈夫で水にも強い。ゴールドクラフトの器はいつもの食卓で、他の磁器製食器と同等にお取扱いいただけます。
ゴールドクラフトの製品は香川県の高松市で製造されている日本製。プライウッドを構成する材質は産地が確かなシナノキ材を使用(現在は北海道産)。接着剤も耐久性や安全性に優れた日本製を使用しています。耐水性の要である表面仕上げは、汚れや耐薬品、擦り傷にも優れた機能性を持つ日本製のコーティングを採用。もちろん食品衛生法にも合格しています。より丈夫に使いやすく、安全な製品を求めて50余年。MADE IN KAGAWA JAPANに恥じない品質と安全性を毎日の食卓へお届けします。
製品は、木目を交互に積み重ねた「芯材」と、天然木の突板である「表面材」を金型に挟み、1cmあたり数十kgの圧力で圧縮プレスして成形しています。このため、木を削り出したり、くり抜いて作る他の木製品と比べて薄く、軽く、丈夫な製品が出来上がります。また、シート状に桂剥きした材料を積み重ねて使用するため、捨てる部分が非常に少なく、省資源な製法であることも特徴です。ゴールドクラフトでは森林の伐採が環境に与える影響を考慮して、芯材の選定や表面材の仕入れにも気を配っています。
ゴールドクラフトの製品に使われている突板(つきいた= 表面材)の厚みは0.8~0.6mm。1mm 以下というと、とても薄いように感じると思いますが、日本の成形合板ではかなりの厚突き。厚手の突板は薄手のものに比べて材料コストが大きく、その厚さ故に三次曲面に成形することが難しい材料ではありますが、木の表情や風合い、質感においては、やはり薄手のものより優れています。木と共に暮らすことが文化でもある、本場北欧地方のプライウッドも、厚み0.5mm 以上の突板を使用しているブランドが多いようです。成形合板(プライウッド)は工業的で量産が得意な作り方ではありますが、木の良さを大切にする「モノづくりの姿勢」があれば、使う喜びを感じさせてくれる暖かみのある製品を創ることができると考えて、日夜製作に励んでいます。